今日も明日も 2nd season
第36章 H B M *黄×緑×ちょっとだけ黄*
上に乗られたままいうのは、凄く恥ずかしい
まるで自分が女になっちゃったような変な感覚が付き纒う
でも、いつまでもセフレみたいな状態は嫌だし
今なら何だか言えるような気がして
「俺ね、にのだからいいんだよ。にのじゃなきゃ、ヤられるなんか絶対やだ」
あれ?何か違う?
好きだから、って伝える筈が何だかおかしな事言ってない?
「んふふふ…」
にのが、嬉しそうに笑って
「そっか、俺には "抱かれたい“ って事ね?」
チュッと俺の唇に軽く口付けた
「え、いや、そうじゃなくて…っ」
「だって俺、抱かれるの嫌?とは聞いてないよ?」
物凄く楽しそうな顔
あ、もしかして……
また俺、にのに揶揄われた?
「揶揄ってないよ
俺、雅紀が好きだから、抱きたいんだもん」
無意識に声に出してたらしい
にのが笑いながら、…だけど真剣な眼差しで俺を見つめている
「いや、あの…俺だってにのが好きだから
…抱きたいんだけど」
「ダメ」
「へ?」
「俺がお前を気持ち良くするの」
にのの顔が近付いたと思った矢先、激しく唇を貪られてしまった
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