今日も明日も 2nd season
第40章 SS: Sweet Kiss
「…分かってるけど?」
そうはっきり聴こえたと思った次の瞬間、俺の唇に柔らかい何かが触れた
それが何か、確認も出来ない位すぐに離れていく
「え…」
「俺の “好き“ の意味」
“お前と同じだと思うけど?“
揶揄うように相葉さんが口角を上げた
「…っ、だって…!」
相葉さん、凄く軽く答えたじゃん
まるで “肉が好き“ って言うのと同じくらい、軽かったじゃん
「ばっか。俺なんかもっと前からお前が好きだったっつーの!
…それこそ気付いてなかったのかって話だろ」
「それは……」
何となく気付いてた
だけど何もその先進展しないし、もしかしたら俺の勘違いなんじゃないかって思ったんだもん
相葉さん、全然アプローチしてくれないし
これじゃあ相葉さんの動きを待ってたら、いつまで経っても変わらないと思ったから
だから、思い切って俺から動いたんだ
このぬるま湯みたいな状態から脱出したかったから
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