今日も明日も 2nd season
第46章 見えない鎖 part ⅩⅤ
求めてるのは、その発情した身体を慰めてくれる人であって
それは俺でなくても構わないのは分かっていた
そんな彼は抱きたくない
俺と言う人間を求めてくれた時、抱き締めたい
理性と欲望が頭の中で葛藤している
震える手で俺の腕に縋りつくかずくんに勝ったのは………
「かずくん、今…楽にしてあげるから」
後頭部を支えてゆっくりとシーツに寝かせた後、既に蜜を滴らせて下着を押し上げるそこに手を触れさせた
一気に下着ごと引き降ろし、露になるそれを見ないようにして握り込む
「あ…っ」
直に握られた事で、かずくんが甘い声で哭いた
「大丈夫。身を任せていいからね」
空いてる手で髪を撫で、かずくんをイカせる動きだけに集中する
何も考えない。考えたら終わりだ
あくまで自己処理の手伝いとして、快感を高めさせるんだ
指にかずくんの蜜が纏わりつく
目を固く瞑る彼は必死に快楽だけを追っている
「や、あ、あ、…ああっ」
ヒュッと息を詰めたかずくんは、元々追い詰められていたからか
思ったより早くにその精を解放させた
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