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「あ、…そうなんだ」

毎年当たり前に一緒にいるから、今年もそのつもりだった

祝うような歳じゃないけど、何となくケーキ買って二人でまったり過ごして

形式通りだけど “おめでとう“ って言ってくれて


ワクワクするとか
嬉しくて仕方ない、なんてものでもなくなったけど



「ごめん、その日ロケが入って行けるか分かんない」


…その “当たり前“ がダメになったと知った瞬間

何故か心の中がすぅっと冷たくなって行く気がした


仕方ないのは分かる
それに、一緒に過ごさなきゃいけないなんて決まりがあるわけじゃないのも分かってる

そもそも二人でいても、日常に少し毛が生えた程度の1日だ


なのに

口では “仕方ないね“ なんて何でもないように装うけど

それとは裏腹に、俺の中はモヤモヤが溜まっていくのは

それこそ “仕方ないだろ“ と言いたくなる


だって何年もずっと

相葉さんと一緒にお互いのこの日を迎えるんだって決まってたんだから