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笑い、滴り、装い、眠る。

第2章 あっとほーむ・だっど?



智「もー、翔ちゃんてば、そんなガッカリしないの!!」



隣でガックリ落とした俺の肩をバシバシ叩きながらケラケラ笑う智。



「だって、智くんと俺の子どもだよ?可愛くない訳がない!」


智「はいはい。可愛いよ。多分。」


「多分、て…」



あーん、して?と、



智は自慢のメバルの煮付けを俺の口の中に放り込んだ。



智「おいしい?」


「うん、おいしい…」



もそもそと口を動かす俺を見て、



智は箸を置き、俺の顔を覗き込んできた。



智「もー、元気出しなよ?夢の中の話でしょ?」



「そう…だけど…さ。」



と…待てよ?



確か、あの夢の中じゃ、智が作ってくれたメバルの煮付けを食ったあとにヤって、



次の日に妊娠が分かったんだっけ?





…て、ことは…



智「ん?どうしたの?」


自分が作った煮付けをうまいうまい言いながら食べている智の手から箸を奪い、



智の目を見つめながら智の手を握った。



「智くん、寝室行こ。」


智「何で?」


「今からヤるの。」


智「えー!?ヤだ。」


「もしかしたら、正夢になるかもしれないし。」


智「えー?翔ちゃんがヤりたいだけでしょ?」


「それもある。」(←正直者。)


智「なおさらヤだ…あ、ちょ、翔ちゃん、下ろして!!」



埒があかないので、智を姫だっこし寝室へ運ぶ。



智「やだあ!?赤ちゃんなんて産みたくなーい!」


「じゃ、産まなくてもいいから取り敢えず俺とヤろ?」(←結局そっち。)


智「やだやだやだ!!翔ちゃんのバカァ!!」





こうして俺は、



智のおいしい手料理のあと智もおいしくいただくことに。





やっぱり、子どもは夢だったけどね?







end.



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