笑い、滴り、装い、眠る。
第11章 SUN SHINE
「うんま!!なにこれ!」
雅「でしょでしょ?」
相葉くんが取り寄せたという例の絶品スウィーツのご相伴に与る。
智「スゴいね?この上に乗っかってるイチゴ。取れたてみたいに新鮮!」
モグモグと頬張る姿は子どもみたいに無邪気で可愛い。
智くんはケーキを手に、ニノにちょっかいを出しに行った。
雅「ねぇ、翔ちゃん。リーダー、ってさ、なんかお日さまみたいだね?」
「……うん。」
雅「リーダーの雰囲気、っていうか、取り巻く空気感がさ、お日さまみたいにぽかぽかしてるよね?」
「そうだね?」
潤「あ、みんなうまそうなもん食べてんじゃん?」
箱の中身を覗き込む松潤に相葉くんが一切れ、フォークと一緒に手渡した。
潤「で?何話してたの?」
「ん?ああ…」
雅「リーダー、ってお日さまみたいだね?って話してたんだよ?」
相葉くんの言葉に、松潤の口許が緩んだ。
潤「うん。間違いないよね?」
雅「ね?ナイス例えでしょ?」
潤「太陽がなくなったら人間、生きていけないからなあ。」
「そうだね?」
潤「俺ら『嵐』なのにお日さまが必要、ってね?」
雅「あっ!!ホントだ!!天気が悪いんだから、お日さまが出てたらおかしいもんね?」
相葉くんの甲高い笑い声に、向こう正面の二人が顰めっ面でこちらを見た。
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