笑い、滴り、装い、眠る。
第11章 SUN SHINE
智side
俺とメンバーみんなに感じられた距離は、今でこそそんなに感じられないけど、
俺はメンバーで一番年上で先輩。
しっかりしなきゃいけない、という意識は常にあった。
その上、リーダー、なんて。
まあ、空気的に俺になるだろうな、って気はしてたけど…
ホントは翔くんの方が向いてる気がするんだけどな?
と、何気に翔くんを目で追ってたりすると、何気に色々気づく。
あれ?翔くん、何かカッコよくなってない?
そう言えば体つきもなんか……
翔「そりゃあ、鍛えてるから。」
と、袖を捲ってガッツポーズ。
いざというときは俺を頼ってね?って翔くんは笑ってたけど、
需要があるとしたら引っ越しの時ぐらいじゃね?
って、まんま本人に言ったら笑われた。
その時からかなあ。
翔くんを目で追い出したのは。
に、しても、ホントカッコよくなったなあ、翔くん。
彼女、いるのかな?
なんて、考えてると目の前を影が横切り、俺の隣に腰かけた
和「そんなとこでボサッとしてないで告白でもしてきたら?」
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