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待ちに待ったお泊りデートの日。

翔がいつに増して嬉しそうにしている。
きっと私をどうやって弄ろうか作戦を練ってきたんだろうな…。

でもね、
今日は逆だよ？

今日は私が翔をイジメてやるんだから！


｢混浴とかあるのかなぁ？｣

｢どうかなぁ？あったら良いね！｣

電車とバスを乗り継ぎ、とある旅館に着いた。


若い男の従業員が部屋まで案内し、荷物を運んでくれた。

｢それではどうぞお寛ぎください｣

そう言って微笑むと部屋を出て行った。


｢美緒浴衣着ろよ？｣

翔は早速浴衣を出してきた。

｢いいね！着よっ｣


翔に見えない所に行き、ワンピースを脱いだ瞬間……

｢みーおっ？｣

｢まだ来ないでよぉ｣


｢これ要らないっしょ？｣

そう言って着ていたブラとパンツを取られてしまった。

｢やだよー！返して？｣

｢やだねー！ほら浴衣着て？｣

｢もう！｣


仕方なくノーブラ、ノーパンのまま浴衣を着た。