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Treasure of life

第8章 イン・ザ・ルーム


―――数日後。

俺は夜ご飯のあと、話したいことがあると称して、翔くんの部屋に行った。

相変わらず部屋が物であふれている。

翔「今日、潤が作ってくれたグラタン上手かったなあ」
潤「そう?良かった」
翔「よくあんな凝ったもん作れるよ」
潤「レシピの手順どおりにやるだけだけど」
翔「それが出来ねぇんだよなあ…」

翔くんは腕組みをして、首を傾げた。


翔「あ、話したいことって何?学校のこと?」

俺を椅子に座らせて、翔くんはベッドの縁に腰掛ける。

潤「……」

翔「…潤?」

潤「翔くん…俺…こないだ見ちゃったんだよね」

翔「…何を?」

潤「……翔くんと智兄がシてるとこ…」

翔「!!」

俺の一言に、翔くんは目を見開く。

一瞬、沈黙の時が流れた。

潤「…翔くん…」

翔「な…なんだよ」

動揺を隠しきれていない翔くんに近づく。


潤「…俺にも可愛いとこ見せてよ」

翔「!!」

翔くんを無理やりベッドに押し倒し、強引にキスをする。


翔「…んっ。んんっ……はぁっ。

 潤、どうしたの…?お前今日変だよ…?」

潤「変にしたのは翔くんだろ?」

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