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Treasure of life

第2章 モノグラム

side N

今日は初めて、潤くんのバイト先のカフェに来てみた。

普段イケメてるから、働いてる姿もきっと様になってるんだろうな、なんて思いながら…。

ちょうど休日の午後のお茶の時間とあってか、店内はそこそこ混んでいた。

先に席に案内された。
潤くんはというと…さっきからレジのところで女の子と楽しそうに話している。

俺はなぜか面白くなく、悶々とした気分になった。

潤くんが一人になったときに注文しにレジに行った。
「楽しそうですね」

「うわっ、びっくりした!
ニノどうしたの!?」
潤くんは小声になって言った。

「どうしたって…コーヒー飲みに来たんです。
あの子と随分仲がいいんですね」

「ああ、友達の妹なんだよ。まだバイト始めたばかりだから、いろいろおしえてるの」

「ふぅん…」
俺はホットコーヒーをもらって席についた。
いつもの携帯ゲームを起動する。

けど、ゲームに全然集中できない……。



…この気持ちって…。

もしかして…嫉妬、っていうやつ……?

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