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Treasure of life

第2章 モノグラム

side M

「ただいま〜」
俺が学校から帰ると、いつもは「おかえり〜」と返事があるのに、部屋の明かりが消えててニノの姿はなかった。

「ニノ〜?」


俺は荷物を置いて、外に探しに出た。
「ニノ〜!どこ行ったの?」


そのとき気がついた…。

俺は…、ニノのことが好きなんだって……。


探し歩いて、とうとう俺らが出会ったあの公園で見つけた。

ニノはブランコに腰掛けてた。

「潤くん…」

「…ニノ…心配したよ。
どうしたの?」

「…父さんに言われた、勘当だってさ」

「え!なんで?」

「好きな人が出来たって言ったの」
ニノは目を伏せて言った。

「……」

「潤くんのことだよ」



――――――

ニノ母「お父さん…許してあげてもいいんじゃないですか?あの子が初めて…人を好きになったのよ」

ニノ父「………」

――――――

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