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Treasure of life

第5章 フローズンマルガリータ

なんと、たこ焼き器に流し込んだ生地にミニロールケーキを乗せている相葉ちゃん……。

A「…え?何って…これ翔ちゃんが好きなやつ」
K「…は?」
A「翔ちゃんが好きなの。ロールケーキ。
だからね、前にコンサートの本番前に作ったの」
K「たこ焼きにロールケーキ入れたの!?」
俺が目を丸くしてそう聞くと、相葉ちゃんは笑顔で答える。
A「そう♪」
N「その時点でもうたこ焼きじゃないっていうね」
K「翔くん、大丈夫だった?」
A「大丈夫だったって何が〜?おいしく食べてくれたよ?」
Y「気ぃ遣って言ったんやない(笑)?」
A「え〜、そうかなぁ??」
俺と横山くんは顔を見合わせて苦笑した。

Y「誰かツッコむ人おらんの?」
N「そのときは俺と大野さんも一緒になって焼いてたから。相葉氏がたこ焼き屋の店長で、俺らが店員ていう…」
A「コントね。それを翔ちゃんがお母さんのような、菩薩のような微笑みで見てたってわけ」
Y「なんとなく目に浮かぶわ〜…。
松潤は?」
N「潤くんはね〜、演出さんだから打ち合わせでいないんだよね〜」
K「そうなんだ…」

横山くんの表情は、まるで「翔くんも大変やなぁ…」と言っているようだった…。

ほんと、あなたって時々突拍子もないことやらかすよね…(笑)。


そんなところも含めて……好きなんだけど。


Y「…で、これ誰が食べるん(笑)?」

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