テキストサイズ

無表情の宇野くん

第86章 宇野くんと修学旅行⑤。

修学旅行も、二日目に入りました。前日には、突然起こされて、枕投げに誘われて、枕投げしていたので少々寝不足なのですが。


二日目はいよいよ本格的に京都に出陣します。


京都に来たらなにが一番やりたかったか、それは舞妓さんをみたかったのだ。


和服美人に会うには、神社に行けば会えるらしいことを聞いて、私は班員を無理矢理引き連れ行った。


結果として、舞妓さんはいたんだけれど、でも最近の京都の人って、どすえとか、いわゆる京都の方言みたいなの言わないのね。


昔の人は本当に言っていたらしいんだけれど。


ちなみに、京都には舞妓体験があって、私もやってみようと思ったんだけれど、さすがに修学旅行ではできないと言われた。


さて。


色々歩いて早くも疲れたが、近くにお土産屋があったので、覗いてみることにした。


私と五味さんは八ツ橋やら抹茶プリンなんかを買って、気分うきうきだったのだけれども、宇野くんはなぜか私たちの地元でも買えるようなお菓子ばかり買っていた。


京都の物買ってけばいいのに。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ