テキストサイズ

自分であるために

第5章 アタシの過去、出逢った俺




         ***

 幼い頃からキラキラしたものやフリフリしたもの、ピンク色が好きだった。母さんが手にするアクセサリーやメイク用品が輝いて見えた。母さんのメイク用品やマニキュアを使って、怒られたりもした。

 アタシのことで父さんと母さんは、よく喧嘩をしていた。母さんのことを泣かせる父さんが許せなかった。

 でもそれはアタシのせい。だから自分を抑え付けることを覚えた。父さんの前では全力でオトコの子を演じていたのに――。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ