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あと3秒だけ。

第17章 愛してる。


家に着き、私は車から降りて

運転席側の窓の横に行く。

すると貴久は窓を開けた。


『ごめんな。』


そう言うと私の頭を撫でて

貴久は車を走らせた。

私は何も出来ず、

ただ車が見えなくなるのを見ていた。





『あれ?有紗、今日は彩ちゃんとお泊まりー・・・』

家に帰ると、

扉の音で気づいたお母さんが顔を覗かせたが

私は無視して部屋に入る。


『はあ〜〜〜』

思い切りベッドにダイブした。

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