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あと3秒だけ。

第6章 ワルイ人。


だけど、

頬にキスをされてから

あっという間に1週間が経っていた。

季節はもう8月。

真夏である。


あれからというもの、

彼とは特に何も無い。

仕事で必要な会話をするだけ。


まるで何もなかったような、

そもそも夢だったんじゃないか。

そう思ってしまうほどだった。

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