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第23章 あつあつ





O「いやぁ、でも今回はほんとのほんとに
病人だったんだなぁ。」



N「・・・まぁ、前科持ちだから
疑われてもしゃーないけど。 」



そういや前回仮病で学校休んだ時も

おーちゃんはお見舞いに来てくれたんだった。




N「なんだかんだで優しいよね、おーちゃん。」



O「優しさついでに相葉ちゃんも
ちっと懲らしめてやったからな。」



N「はぁ?・・・なにしたの?」



O「ふふ、どうせお前が元気ないのなんて
相葉ちゃんのことで悩んでんだろ?」



N「いや、・・・うん、まぁ。ってほんとに
ま、、相葉くんになにしたわけ?」



O「まぁまぁ、それは秘密だけど、
部活終わったらスッとんで来るはずだぞ?」




楽しみにしてなさい、と微笑むおーちゃん。




N「・・・ねぇ、」



O「んー?」



N「おーちゃんはさ、男同士で
付き合ってるなんて
やっぱ気持ち悪いって思う? 」



O「そう思ってたらお前らと
こんなふつうに出来なくね?」




N「・・・じゃあ自分の息子がさ、
男と付き合ってるってわかったらショック?」




O「俺、親じゃねーしなぁ。なに?
相葉ちゃんの親になんか言われたのか?」



N「いや、まだバレてないと思うけど・・・ 」



O「ふ〜ん・・・。」




真っ直ぐに俺を見る目に耐えられず

思わず俯くと、ポンポンと撫でられる頭。




O「それで最近悩んでたの?
男同士だからって?」




N「・・・うん。 」




O「そっかそっか・・・。」




頭を撫でる手が心地良い。




しばらくされるがままで撫でられていると

ふふ、とおーちゃんが柔らかく笑った。

チラ、とおーちゃんの顔を窺うと、

優しい顔のままでおーちゃんが言い放った。




O「じゃあ別れれば?」



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