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第4章 ずきずき




俺の願いが神様に通じたのか、

翔くんとはほんとに別のクラスになった。←

潤くんは1組。

翔くんは2組。

俺と相葉くんは5組。


クラス発表のときちらっと見たけど、

噂の大野くんとも同じクラスみたい。









A「 準備できたー?さっ、入学式!いこー♡!」



部屋まで迎えに来てくれた相葉くんと翔くんと、

4人一緒に登校。





今日の入学式には

母さんがきてくれるって言ってたなぁ、

なんてぼんやり思い出す。



















「かずー!」


少し先の校門の所から、手を振る姿が見える。



N「あ、母さんだ。 」



ピクッと翔くんの顔が強張ったように見えた。

そりゃそうか。うちの親に対しても、

多少なりとも罪悪感はあるんだろう。


「あら、もう友達できたの?
やっぱり寮に入ってよかったわね、かず。」



N「あ、うん。 」



A「こんにちは!にのちゃんと
同じクラスの相葉です! 」



M「和也くんと同じ部屋の松本です。」



S「あっと、・・同じ寮の櫻井です。」



「和也の母です。息子のこと、
よろしくお願いしますね。」




母さんは、3人ににこにこと話しかけると、

じゃあまたあとで、と残し

体育館へと向かってった。





S「・・・。」



N「翔くん?うちの親、
俺が学校行かなくなった原因、
話してないから気にしなくて大丈夫だよ?」



S「いや、うん。ありがと。
それもなんだけど、それよりも……」



N「 ???」



S「まさにニノを女にしたらって
感じのお母さんだな!」



A「わかるーーー!!
ニノちゃん、超お母さん似♡!!」



S「あと10才若ければ・・・(ゴニョゴニョ)」



N「おいこらなで肩。」



テメェ。←

心配した俺がバカだった。




N「ほら、さっさと早く教室いくぞって!」










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