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第5章 とくとく
入学して約一ヶ月が経った。
A「にーのちゃーん!おーはよー♡!!」
朝練終わりの相葉くんが、
後ろから走ってきた勢いのままに
ガシッと肩をくんでくる。
N「 ・・・おはよ。」
M「ねーねーやばい!!!英語の課題忘れちった~!
助けてにのちゃーん!」
・・・。
もう慣れたけども。
なんでこうも朝から元気な(うるさい)んだ。
そんなことよりもだな。
俺と相葉くんの身長差で肩を組まれると
すっぽりと腕の中に収められてしまう。
ちくしょう。俺の成長期よ、どこにいった。
A「あ、おーちゃんだ!おはよー! 」
耳元で大声出すんじゃないよバカ!
O「・・・・・あ、おはよぉ。」
N「はよー」
O「ふふふ、相変わらず仲良いねぇ。」
大野くんとは、入学式の日に
すぐに仲良くなった。(相葉くんが)
大野くんを見つけるなり
テンションの上がった相葉くんは、
挨拶するより先にノート付きだして
「サインください!」って声をかけて。
大野くんも大野くんで、
普通に「いいよぉー」とかいって
「3104」って書いてあげてた。←適当
どことなく似ている変人同士←、
すぐに意気投合し、
そっからごく自然な流れで
相葉くんと一緒にいた俺も仲良くなった。
今では俺も相葉くんも大野くんのこと、
おーちゃんってよんでる。