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第5章 とくとく
N「おーちゃん、それどうしたの?」
おーちゃんの机には
何色かの革のハギレがたくさん。
O「これぇ?
母ちゃんの仕事関係の人にもらったんだけどさ、
なんか作品で使えるかなと思って。」
N「へーー…おーちゃんって革の加工とかもやんの?」
O「ほぼ自己流だけどね、簡単なやつなら。」
A「ほ~んと器用だねぇ。」
O「いやいや、ほんとおあそび程度だよ。
そういやニノ、来月誕生日だろ?
これでなんか作ってやろっか?」
N「 え?」
A「いやいや!ちょっとまって!!
ニノちゃん誕生日もうすぐなの?!いつ?!」
N「17日 だけど・・・」
A「なんで俺には教えてくれないの~!泣」
N「聞かれてもないのに誕生日自分から
言うヤツなんかいねぇだろ、てかおーちゃんにも
教えた覚えないし。」
O「LINEのIDに617って入ってたからさ。
誕生日かなって。」
A「うぉう!なるほど!!
おーちゃん、あたまいい!てかニノちゃん
誕生日なら、盛大にお祝いしなきゃね!!」
N「いいよ、そんなの……。 」
ほんとそういうのいいんだってば
なんかこそばゆい感じするし……
O「あれ?ニノ照れてる~?」
A「耳あかくなってる~!か~わいい~♡」
N「っ、!うるさいっ!毎回毎回だれが可愛いだ!
バカにすんじゃねー!!」
A「もうっほんとのことなのに~!でも怒った顔も
たまんない♡ね、おーちゃん♡」
O「そうよね、相葉ちゃん♡」
N「・・・・・。 」
A「 ありゃ、ほんとに拗ねちゃったよ、
おーちゃん。(ヒソヒソ)」
O「ほんとだ。口尖ってる。(ヒソヒソ)」
N「おいこら聞こえてんぞ。」
A「 あひゃひゃ!」
N「~!!!っもういい! 」