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第27章 しんしん




#N







S「それで?喧嘩は丸く収まって
ラブラブチュッチュな誕生日を
迎えたのでした、めでたしめでたしって?」





N「ふぁあ・・・、
んーー、ラブラブチュッチュは当たってるけど
まーくんのアレが激しくて
あんまり寝られない誕生日でした、
めでたしめでたしかな。 」





S「試合の前日に何してんだよ…お前ら。」




N「え?イビキの話だけど?
翔ちゃん今何想像したの?やだ、やらしい。」





S「お前今絶対狙っただろ・・・。
てかいつのまにか雅紀の呼び方
感染ってんじゃねぇか。」




N「いいじゃん別に。ていうかさ、
実家でそんなことするわけないでしょ。」




S「まぁいいけど。
…お前らならわからんからな。
潤の前でもおっぱじめたくらいだし。」





N「あれは事故。潤くんが後から来たんだもん。
…ていうかちゃんと試合みてよ。
仮にも応援にきたんでしょー? 」






潤くんが出てないからって俺に

ちょっかいばかりかける翔ちゃん。



俺は目まぐるしい試合展開の中

走り回るまーくんを追うのに必死なんだっつーの。






S「・・・でもそれ、いいな。
俺もプレゼントそれにしようかなー。」




俺の腕で光るシルバーを見ながら翔ちゃんが呟く。



N「えー、やだよ。4人おそろなんて。
特別感薄れるじゃん。」




S「はは、冗談だよ。でもよかったな。
雅紀の足首が細くて。」




そう。ブレスレットを渡したはいいけど、

バスケ部のまーくんはブレスレットなんて

ずっとつけたままでいられるわけもなく。



試しに、と足首で試して見たところ

意外とイケるってことになって、

そのままアンクレットとして

つけてくれることになった。





A"かずくんから初めてのプレゼント、
こうすればずっとつけてられるもんね♡"






そう言ってにっこりと笑ったまーくん。




N「・・・・くふふふ♡」




S「おーい、戻ってこーい。」




どこまでもまーくんは俺に甘いんだ。



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