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第30章 ほわほわ








仕方なく、寮の部屋でゴロンと

横になり天井を見上げた。





N「まーくん・・・。」





名前を呼んだら、余計に寂しくなった。

どこ行っちゃったのかな。

ひとりで出掛けたの?…誰かといるのかな。

いつ帰ってくるのかな。






モヤモヤして気持ち悪い。



















***---







「・・・い、・・・の、」








「おい、・・・ろ」



M「おい!にの!起きろ!」



N「うぁあっ!!」





いつのまにか寝ちゃってたみたい。

おっきな声に飛び起きれば、

目の前には怪訝そうな顔した潤くん。



M「こんなとこで寝てたら風邪引くだろーが。」



N「あ、はぃ・・・すみません・・・」



M「めしいくぞ。翔たちももう食堂いるから。」



N「………。」



M「聞いてる?」



N「・・・うん、聞いてる。」





潤くんに早くいくぞと急かされながら

チラッとスマホを確認したけど、

メッセージの通知はひとつもなかった。





N「・・・ハァ、」



潤くんさっき、「翔たち」って言ったよね?

まーくんも、ってことだよね?





まーくん、携帯見てないのかな・・・

なんで返事くれないの?




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