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第6章 どきどき

寮につくとおーちゃんは

当たり前のように部屋までついてきた。

寮に入るのは初めてなんだろう、

キョロキョロと物珍しそうに見回している。



キーホルダーを取りだし、

部屋の鍵を差し込むと、

鍵のあいた手応えがない。



N「あれ?潤くん帰ってるのかな。 」


鍵をポケットにしまいドアノブをひくと

部屋のなかは真っ暗。

手探りで電気をつけると





パァン!!!!パンパン!!



N「うぉう!」

ASM「 ニノおめでとーーーー!!!」





頭上からの派手なクラッカーの音に続いて

聞きなれた3人の声。



驚きで声も出ない俺をよそに

3人が潤くんのベッドから

押すな押すなと楽しげに降りてくる。




M「サプライズ大成功ーーー♡ 」


いぇーいとハイタッチする3人。




後ろを振り向くとおーちゃんも

仏のような顔でパチパチと手を叩いている。

え?なに?おーちゃんも知ってたの?






N「・・・っびっくりしたぁ~。」



ヘナヘナと座り込む俺に潤くんがしたり顔で


M「ケーキもあるよ。 」と言ってきた。


相葉くんがじゃーん♡と持ってきたケーキには

"happybirthday♡にのちゃん"のプレートと

1と6のろうそく。



A「あ、翔ちゃん電気消して! 」




電気が消えるとろうそくの明かりだけになり

ぼんやりとみんなの顔が照らされている。



4人がベタにhappybirthdayの歌なんか

手拍子つきで歌いはじめちゃったから、

歌い終わりに、ふーーーってろうそくを消した。



AMSO「おめでとーー!」


N「・・・あ、ありがとぅ。 」



なんか照れ臭くてうまくテンションあげれないや。

ちらっと相葉くんをみると

A「盛大に、って言ったでしょ?」

とぽんぽんと頭を撫でてくれた。




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