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第6章 どきどき
ケーキは相葉くんが5等分に切り分けてくれた。
A「 にのちゃんおっきいとこあげるー」
S「 うぉい!俺のケーキ、ニノの半分じゃねーか!!」
A「 あーー!いつの間に!俺のイチゴがないーーー!」
N「相葉くんイチゴ嫌いってきいたから食べたげた♡ 」
S「俺のやつそもそもイチゴのってねーし!」
A「俺の大好きなイチゴが!!泣
あ!!にのちゃん、ほっぺにクリームついてる♡
俺が舐めってとったげるー♡」
N「 うわ、やめろバカ!!!はなせって!」
A「んもーー逃げないでよー♡」
O「・・・・。」
M「 ・・・・甘い。」
O「んむ。非常に甘いな。」
M「ピンク色のオーラがみえるのは目の錯覚か。」
O「俺は櫻井くんが透けて見えるよ。」
MO「・・・・・ハァ。」
そろそろ帰ろうかな、と言って
おーちゃんが腰をあげたのは、8時を過ぎた頃だった。
N「あ、おーちゃん!今日1日ありがとう。 」
O「いーえいーえ。俺も混ぜてもらって楽しかったよ。ありがとね。」
N「気を付けてね。」
S「 あ、雨ふってね?」
O「あー・・・ほんとだ。」
S「 おれの傘かしてあげるよ。ついでに上着も。それじゃ寒いだろ?」
たしかに。
今日のおーちゃんは薄手のネルシャツ1枚。
雨降ってきたらさすがにまだ寒いかも。
O「ありがとうー。」
じゃあね、とおーちゃんが翔くんと
一緒に部屋からでていく。
パタンとドアが閉じると、
一瞬訪れた静寂ののち、相葉くんが
じゃあ俺もそろそろ、とおもむろに腰をあげた。
あ、相葉くんも帰っちゃうんだ。
A「 ・・・にのちゃん?」
N「ん? 」
A「あの・・・これ離して? 」
N「へ? 」
おい、おいおい。俺の手よ、
なぜ相葉くんのシャツの裾を掴んでいる?