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第35章 雨露霜雪
宴も酣、と言ったところで
成人組は飲み屋に場所を移すとなり、
俺たち未成年組は帰路につくことになった。
そういえば、と
ケントにデートどうする?て言ってみたら
罪作りなやつだな・・・と
目を覆うような小芝居をして
「さよならモリー・・・愛しい人」
と劇中セリフを口にして
ムダにキラキラオーラをだして帰っていった。
変なやつ・・・。
キラキラのイルミネーションの通りを抜けながら
明日は、俺から連絡しようかな。なんて考える。
N「んふふふふふふ・・・」
道端で笑う俺を、気にする人も誰もいない。
道ゆく人々はみんな笑顔で楽しそうだ。
ニューヨークの夜はキラキラして眩しい。