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第9章 じりじり
控えめなノックのあとに
扉があいて相葉くんが顔を覗かせた。
A「あ、にのちゃん・・・きてたの?具合大丈夫? 」
N「う、うん。大丈夫・・・。」
俺もいるのに、と
おーちゃんがにやにやしながら耳打ちするから
ボッと顔が熱くなった。
A「にのちゃん、あのさ・・・」
O「相葉ちゃん!!報告があるんだけど!」
相葉くんがなんか言おうとしたのに!
遮ったおーちゃんは
翔くんの腕にぎゅっとしがみつきにっこり笑った。
O「俺達付き合うことになったから!」
A「 えええええええ!!!」
目を見開いて二人の顔を交互にみる相葉くん。
M「雅紀ー、うるせーぞー。」
廊下から潤くんの声。
一瞬、翔くんがやべって顔をした。
M「なんだよお前、部屋はいんねーの?・・・ん?」
相葉くんの後ろから現れた潤くんが
部屋の中の腕を組むふたりをみて固まった。
大きく目を見開いた潤くんの顔がみるみるうちに歪む。
S「潤っ!違う、これは! 」
おーちゃんの腕を引き剥がそうとする翔くん。
むむ?
M「・・・サイテー。」
O「ほぇ?」
M「翔くんがそんなやつだと思わなかった!!!無理!!!最っ低!!」
怒鳴って潤くんが走り去った。
むむむ?
S「潤っ!!!」
O「ぅおぉっ!」
おーちゃんを振りほどき、潤くんを追いかける翔くん。
OAN「・・・・・。」
・・・えーっと?