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第11章 うきうき
#A
N「しょーくん♡」
S「・・・へいへい。」
にこにこ顔のにのちゃんとは対照的に
明らかにだるそうな態度で
いそいそと部屋を出ていく翔ちゃん。
ごめんよ、うちのにのちゃんが。
夏休みになった。
バスケ部は基本休みなく午前練習だけど、
朝練のある授業日に比べれば朝はゆっくりだ。
と、いうことで。
N「まだやることあった?もう寝る?」
毎晩毎晩、部屋に来ては、
俺と同じベッドで寝ようとするにのちゃん。
ちなみに今日で一週間。
はじめの一日、二日は俺も嬉しかった。
いや、今も可愛いにのちゃんとの添い寝は
非常に嬉しいんだけどそれ以上に困ったことが。
N「ね、腕枕して♡?」
付き合ってからと言うもの、二人のときの
にのちゃんの甘えたが半端なくて
もう可愛さ駄々漏れ。
そのせいで最近は俺の下半身の制御が・・・
風呂上がりのちょっと火照った肌とか、
柔らかい髪からする甘い香り、
ハーフパンツからのぞく白くて艶かしい脚。
気になっちゃったらもう
ドキドキとムラムラが止まらない
眠気何て起きるはずもなく、毎晩理性との戦いだ!