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第12章 きりきり
N「ありがと、けんちゃん。勉強になった。」
三「もっと照れたりしろよ!」
俺の方が恥ずかしー、というけんちゃんに
スマホを返し、立ち上がる。
三「 あれ?もう帰るの?」
N「うん。ジェ、、ローションの謎は解けたけど、ゴムが減ってたのはまだ謎のままだから。」
三「相葉に直接きくの? 」
N「うん。」
けんちゃんの部屋を出て、
相葉くんの部屋に向かっていると、
途中の俺の部屋からちょうど相葉くんが出てきた。
A「あ、にのちゃん♡!今 ちょうどお部屋に会いにきたとこだったんだー!!」
俺に向けられるキラキラの笑顔。
それだけでゴムのことなんか、
どうでもよく・・
ならない!!!!
全然ならない!!!!
N「相葉くんに、聞きたいことがあるんだけど・・・ 」
A「ん?なに?」
黒目がちなまん丸の目で見つめられると
今度こそどうでもよく・・・
ならない!!!やっぱりならない!!!!
N「ちょっとここだと・・・。お部屋いこ?」
Tシャツの裾をクイッと引っ張って
部屋に連れて行こうとすると
相葉くんがポッと顔を赤らめた。
A「・・・うん。いこ!」
というと、逆に俺の腕を掴んで
グイグイ部屋まで連れていかれた。