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第12章 きりきり
#A
裾クイからお部屋いこ?で完全にやられた俺。
逸る気持ちを押さえられず、
にのちゃんの腕をグイグイ引っ張って
またまた部屋に戻ってきた。
聞きたいことがあるって言われたけど、
とりあえず。
A「にのちゃん、チューしたい。 」
ギュっと抱きしめて耳元で呟くと
ボッと顔から火が出そうなくらい
真っ赤になったにのちゃん。
頬に手を添えて顔を近づけ、キスしようとすると
寸前でグイグイと胸を押し返された。
N「ちょ、まって・・・!」
スルリと俺の腕を抜けると、
ベッドにもぞもぞと手を突っ込むにのちゃん。
・・・・ん?
A「 ちょっ!!そこはダメっ!!」
俺の制止を聞かずに、布団の下から
にのちゃんが取り出したのは、アノ紙袋。
ガサッとその袋に手を突っ込み、
ニノちゃんがゴムの箱を取り出す。
N「勝手に見ちゃって、ごめん、ね? 」
ウルウルの上目遣いで俺を見上げる可愛い顔と、
手に握られたゴムの箱との対比がなんかやばい・・
N「それで、この、減ってるの・・・誰に使ったの? 」
A「うぇ!? 」
パカって箱の蓋を開けながら、
泣きそうな顔をするにのちゃん。
あぁ〜・・・もう・・・エロい!!可愛い!!
A「それは〜、その・・・・。 」
俺が言い淀んでいると、にのちゃんが
とんでもないことをいい放った
N「なくなった2つは他の人と、・・・女の子と使ってても、怒らないから・・・。残りの分は俺に使ってくれる・・・?」