1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第68章 本当に卒業したんだよなぁ
8月12日、この日も暑く日差しが強い雲のない空だった
僕は昼前に自転車で土手に向かった
日焼けなんてしようと思わなかったが、顔や腕だけは焼けていた
どうせなら全身焼いてしまおうと思い、ブルーシートとサンオイルを持って土手に行った
小さな川を隔てた向こう側に中学の校舎が見えた
まだ卒業して半年も経ってないが、随分前のように感じる
自転車を置いて、勾配のある原っぱにブルーシートを敷いて上半身裸になり、オイルを塗った
校舎の反対側の土手ではグランドで草野球の試合が行われ、
僕は寝そべりながら試合を眺めていた
降り注ぐ暑い日差し、早くも身体中が汗だくになる
僕はサングラスをかけ、仰向けになって遥か彼方でギラギラと燃えるような太陽を見ていた
段々とオイルを塗った焼けてない上半身が暑さで赤くなった
この暑さでいつまで続くのだろうか?
晴天の汚れなき空、ふと吉川晃司のInnocent Skyの歌詞が頭の中でリフレインする
あの空のように汚れなきピュアな心があれば僕は今何をしていたのだろうと
暑いけど開放的な土手で強い日差しを浴びながら僕はウトウトして、寝てしまった
どのくらい寝たのかは解らないが、僕を呼ぶ声が聞こえた
「小野っち、土手で日焼けしてるの?」
ん?誰だ?
声の主は波多野だった
何でここに来てるんだろ?
僕は昼前に自転車で土手に向かった
日焼けなんてしようと思わなかったが、顔や腕だけは焼けていた
どうせなら全身焼いてしまおうと思い、ブルーシートとサンオイルを持って土手に行った
小さな川を隔てた向こう側に中学の校舎が見えた
まだ卒業して半年も経ってないが、随分前のように感じる
自転車を置いて、勾配のある原っぱにブルーシートを敷いて上半身裸になり、オイルを塗った
校舎の反対側の土手ではグランドで草野球の試合が行われ、
僕は寝そべりながら試合を眺めていた
降り注ぐ暑い日差し、早くも身体中が汗だくになる
僕はサングラスをかけ、仰向けになって遥か彼方でギラギラと燃えるような太陽を見ていた
段々とオイルを塗った焼けてない上半身が暑さで赤くなった
この暑さでいつまで続くのだろうか?
晴天の汚れなき空、ふと吉川晃司のInnocent Skyの歌詞が頭の中でリフレインする
あの空のように汚れなきピュアな心があれば僕は今何をしていたのだろうと
暑いけど開放的な土手で強い日差しを浴びながら僕はウトウトして、寝てしまった
どのくらい寝たのかは解らないが、僕を呼ぶ声が聞こえた
「小野っち、土手で日焼けしてるの?」
ん?誰だ?
声の主は波多野だった
何でここに来てるんだろ?