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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第12章 オレにもやらせろ!バカヤロー!

僕のクラスでは、中卒で働き始める唯一の存在だったかな…

このメンバーで朝だろうが夜だろうがお構い無しに卓を囲み麻雀漬けの日々を過ごす

下の階には僕の家があるが、ほとんど帰らずに康司の部屋で寝て、それから学校に行くという生活を続けた、中3のやる事じゃないよね…

腹が減ればサユリが飯を作ってくれる
風呂に入りたいとなれば風呂を沸かし、気がつく女だった
夜は家では観る事ができなかった深夜番組を片っ端から観ては興奮していたっけ

「サユリー、オレにもヤラせろ~」

何度言った事か…
中3の生徒が送る日常的な日々はコイツの家では何の意味もない

麻雀が強ければそれでいいというそれだけの事、至極簡単でシンプルなルール

深夜番組で過激な場面では
「あぁやべ、勃ってきたよーどうしよう!サユリ相手してくれよ~」何て迫った事もあったような…

「バカやろ、タカはテレビ観てオナニーしてろよ」

康司は僕の事をタカと呼ぶ
「じゃあお前らいつヤルんだよ。オレらが寝た頃にヤルつもりかよ!」

「当たり前じゃんかよ お前らが、起きてりゃ出来ねえじゃん」

これで受験生っていうんだから、何やってんだか、ホントに…

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