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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ

第119章 あとがき

1985年を舞台にしたこの作品は、私の経験した事を踏まえて綴ったもので、以前書き上げたものをもう少しリアルに、そして後になってから思い出した出来事を付け加えた改訂版にしました。

フィクションとノンフィクションを半々にして書いてましたが、よりリアリティーに仕上げようとして、8:2いや9:1の割合でノンフィクション作品として書き直しました。

読んでみてみればおわかりでしょうが、当時は自分が何の努力もせず、何の行動も起こさないで、口を開けば、学校が悪い、社会が悪い等とブーブー文句ばかり言ってた高校生でした。

無気力 無関心 覚めた今どきの高校生ってヤツでした。

当時はまだ学ランが主流の高校が多く、どうしても学ランじゃない学校に行きたかった。

あの詰め襟がどうもむち打ち症になった患者みたいなイメージで好きになれませんでした。
当時はまだヤンキースタイルの制服が多く、学ランも短ランや中ラン、長ラン。下もボンタンというダボダボのズボンを履いていた連中がいた時代です。

今みたいなブレザーの制服が羨ましい限りです。


中学の頃、さほど勉強もしなかったのに成績は良く、自分は天才なんじゃないか?
というアホな錯覚をして、受験が近づいても全く勉強をせず、楽ショー楽ショー!と意気込んで受けた高校が落ち、滑り止めの男子校に入学する事になったけど、すっかりヤル気が失せ、入学早々休んでばかり日々。
おまけに色気の無い男子校だから、ただ毎日電車に揺られ夢遊病者の如くフラフラと教室の席に座り居眠りをする毎日。

ほんの少しだけのスリルを味わいたいが、ぬるま湯に浸かってこのぐらいがちょうどいい感じという、腑抜けた学校生活を送っていました。

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