1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第33章 入学式、そしてダサいバッグ
むしろタバコを吸ってる所を見付かって停学にでもなった方がいいかも、と思っていた
私立校と言っても、校舎はボロく、食堂も狭い
もう少し、私立校らしい綺麗な校舎だったら少しはヤル気は出たのかも
帰りの電車で僕はずっと窓の外を見ていた
電車通学に憧れていたが、3年間ラッシュアワーの中、満員電車に乗ってギューギュー詰めになり揉みくちゃにされて一時間もかかって通うと思うと、流石にイヤになってくる
何であんな高校選んだのだろうか…
自分のバカさ加減にホトホト嫌気が差した
入学式の終わりに教科書が配布された
僕は全部机の中に置いて、入りきれない物は教室の後ろにある小さなロッカーに閉まった
しかも指定されたバッグは紺のダサいスポーツバッグにデカデカと校章の入ったプリントがしてある…
(ダッセー…こんなの持って毎日通うのかよ…)
手ぶらで通いたい、そう思ったからである
シャーペンも消しゴムもノートも入れるつもりはない
ハナっから勉強する気なんて無かった
憂鬱な高校生活がスタートした
私立校と言っても、校舎はボロく、食堂も狭い
もう少し、私立校らしい綺麗な校舎だったら少しはヤル気は出たのかも
帰りの電車で僕はずっと窓の外を見ていた
電車通学に憧れていたが、3年間ラッシュアワーの中、満員電車に乗ってギューギュー詰めになり揉みくちゃにされて一時間もかかって通うと思うと、流石にイヤになってくる
何であんな高校選んだのだろうか…
自分のバカさ加減にホトホト嫌気が差した
入学式の終わりに教科書が配布された
僕は全部机の中に置いて、入りきれない物は教室の後ろにある小さなロッカーに閉まった
しかも指定されたバッグは紺のダサいスポーツバッグにデカデカと校章の入ったプリントがしてある…
(ダッセー…こんなの持って毎日通うのかよ…)
手ぶらで通いたい、そう思ったからである
シャーペンも消しゴムもノートも入れるつもりはない
ハナっから勉強する気なんて無かった
憂鬱な高校生活がスタートした