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忘れられない人

第7章 罪悪感

翔さんと付き合い始めてから初めてのデートは、彼氏ができたらずっと行きたいと思ってたディズニーランド♡


しかもお泊まり♬




『好きな人と一緒にディズニーランドに行くのが夢だったの』


と話したら、


「じゃあ、俺、仕事連休取るから、泊まりで行こうか?」


って言ってくれた。




ディズニーランドに行ける上にお泊まりだなんて…




嬉しすぎる〜♡♡♡



ディズニーランドに行く前日、お泊まりグッズの準備をしてた。



そんな時、ふと頭をよぎったのが…



舷都くんのこと…




翔さんと付き合ってから、何度かデートのお誘いのLINEが来たけど、毎回嘘ついて断ってる…。



断るたびに罪悪感が押し寄せて来る…



私はなんて最低な人間なんだろう…って、つくづく思う…




今回のディズニーランドデートが終わったら、舷都くんの本当のことを話そうと決めた。






次の日、出発の予定は朝の5:00。


ディズニーランドまで結構かかるから、早めに出発することにした。


ディズニーランドに行けることが嬉しくて、翔さんの車に乗ってから、私はずっとウキウキ気分だった。



そんな様子を見て、翔さんがクスクス笑い始めた。



「しほさ…相当楽しみなんだねー」


『うん!すっごく楽しみ♬今から、どのアトラクション乗ろうかな〜って考えちゃってるくらい』


その答えを聞いて、さらに笑われた。



「そんなに楽しみにしててくれると、俺も楽しみになってくるよー。ディズニーランドなんて久々だもんな〜」



『そうなんだ〜。前回行ったのは、いつなの???』



「ん〜…たぶん、2年ぐらい前かなぁ…」



『そんなに前なの!?』



びっくりして目を丸くした。


「しほは、前回行ったのは、いつ?」



『私は去年行ったから、5ヶ月ぶりくらいかな???』



「ディズニー好きだから、頻繁に行ってるって言ってたもんねー。ディズニーには、仲のいい友達とふたりで行ったりするの?」



『ふたりで行ったり、男友達も含めて4人で行ったり…』



そこまで言いかけて、話すのをやめた。
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