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アホエロ小説

第1章 引っ掛けたら後悔しました。

胸がきゅぅっとしまる。


こんなに甘い言葉をもらえるなんて。


望んでも、手に入らないと思っていたのに。


「それに今日の寝顔、あれは最高にキュートだった。寝ぼけながらシーツを手繰り寄せてくるまる様子も。さながら天使のように尊い。」



さすが外国人だ。こちらが恥ずかしくなるようなことをスラスラと言ってしまう。しかもそれが様になってしまうのだ。



「順番が逆になってしまったが、まずは私と付き合ってそこから好きになっていってくれないか?」


その告白に思わず桐野が笑い出す。

こんな強引な告白聞いたことがない。

でも、抗えない。こんな引力に、引っ張られたことがない。



「うん、うんっ....いいですよ、ロバート。猶予をあげます。」


「猶予?」


「俺にロバートのこと好きにさせることができたら、」




















「俺の全部は、あなたにあげる。」

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