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幸せの欠片 *超* 番外編

第3章 お墓参り


「腑に落ちない、って顔してる」
ふふ、とかずが笑う


当たり前だろ

こんなんで、納得する奴がいたら見てみたい


「とにかくさ、俺は不幸なんかじゃなかったんだから、そこだけは分かってよ」

一瞬頬が歪んだかずが、何か違う事を言おうとしたのが明らかに分かったけど

かずからはやっぱりと言うか、予想通りの答えが返ってきた


「でも俺は、かずと一緒に生きて行きたかった」

「それは俺だって同じだってば」

“生きてくつもりだったんだから“



…ならどうして?

かずからは、死んでしまった事を悔やんでいるようには見えない



だけどそれを訊ねてもかずは曖昧に微笑むだけで答えてはくれなかった



…ところで

かずはいつまで俺の傍にいてくれるのだろうか

だってこのままずっといる、と言うのはやっぱり考えられない事だし

それならはっきり分かっていた方が俺も諦めがつく

また “突然かずを失う“ 辛さは、もう経験したくない

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