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溺れてみたい

第3章 三


「このまま兄貴の部屋に行って、2人からヤられるか?」

「いやぁ……」

「抵抗は出来ねーだろ。お前は俺達の言いなりなんだからな」


ずぽっと自身のモノを抜くと、奈都はソファから下りる。

……まさか、本当に2人から?


上半身をソファに崩れさせ腰を突き上げたまま、私は顔を青ざめた。


「おい、行くぞ」


……悪魔って本当にいるんだ。

反対に神様はいないんだ……。


そのまま涙の枯れた瞳で焦点も合わせず、ぼんやりとして聞こえてくる奈都の言葉にどうすることも出来なかった。

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