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既成事実作ってやるよ

第2章 運命へのカウントダウン9


激しい頬の痛み・・・



ふかふかで暖かい布団の感覚。


心地良いお香の匂い。



目を開こうとしても左目だけがちゃんと開かない



片目の向こうには、

知らない天井に知らない壁。




ここって?




「目が覚めたか?」



低音、明瞭かつ深みのある声。


これは幻聴だろうか?


前にも聞いたことがある




あたしの片目の視界に声の持ち主が映った




『燕さん!!』



「つぐみ、どんくさそうだとは思ったけど
君って人は・・・」



燕さんは呆れてる。

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