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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第4章 はじめての・・・自由

『は・・・はだ・・・はだ?はだ?』



お料理の最中
両手の塞がった状態で

後ろから優人に
しがみつかれている私は・・・





目が・・・テン?







当たり前じゃないですか・・・っ











『は・だ・か・に

エ・プ・ロ・ン・・・♪』







ふ・・・復唱しなくて結構ですってば


そんな・・・モノ・・・っ








『誰でも憧れねぇ?♪(笑)』





後ろから私のエプロンをめくり

スカートをめくり

ケラケラと楽しそうな優人







『ちっっっとも憧れない・・・っ』







『ぷっ・・・♪』








『何考えてるのよっ・・・ばかぁっ』







動揺した私は・・・咄嗟に


一瞬・・・一回だけ




お味噌を

たっぷりとすくったオタマを

彼のアタマ目掛けて





振りおろし・・・





・・・そうになった





なんて・・・

誰にも言えません






(笑)?







だって・・・ゆぅちゃんが

バカなことばかり言うんですもん


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