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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第4章 はじめての・・・自由

『マリア・・・』



『ん・・・ゆぅちゃん』




私を抱きしめる優人の腕は

中々緩みません



私も…ずっと抱きしめているからかな





優人がさりげなく私の髪を撫でて

どちらからともなく

そっとキスをする








『マリア・・・』



『うん・・・?』





眠い眠いと言いながら

なんだか眠るのが惜しかった




それも・・・あの時と同じかもしれません




『ゆぅちゃん・・・(笑)お酒飲む?』




眠っているより…起きていたい

起きて

まだまだお話してたい




そんな風に、どこかで思いながら

私は体を起こして



優人がお風呂に入ってる間に

こっそり抜け出して(笑)

コンビニで買っておいた

お酒やお菓子をとりに

ベットから起き上がりました







『酒も熟睡も最高だけどな・・・♪』




『???』







ムギュ・・・っ






ベットを降りる私を

後ろから・・・鷲掴み?




優人がベットに

連れ戻しました










『それは・・・また後でな(笑)』







『ゆゆ・・・ゆぅちゃん・・・』






『~~そりゃ…マリア

これが一番・・・最高だろ♪』





『んっ・・・っちょ・・・ゆぅ・・・っ

運転だって…疲れたでしょ??』





『さぁ?なんのことだ?(笑)

それとこれとは・・・〃別腹〃だ♪』








『~~~~~???!

ちょ・・・っと・・・???

ちょっとだけ・・・・まって』




私は…少しだけ慌てて
呼吸を整える






『イヤじゃ・・・(笑)』






『ゆぅちゃん・・・っ』





『待つ必要なんかない・・・♪』





『・・・』



それは・・・。




待つ必要なんかない


時間も・・・なにも


誰に遠慮することもない











『まりあ・・・』






優人は・・・私の名前をそっと呼び


その…一見イタズラな仕草や

イタズラな表情とは裏腹に




そっと私の肌に口づけて




やさしく・・・やさしく




時間をかけて





私を愛してくれました・・・。


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