
碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~
第4章 はじめての・・・自由
『ゆぅちゃん・・・』
『降りるぞ♪
あ、マリア・・・日焼けすると
イテェぞ?日傘とかちゃんと・・・』
『う・・・うん』
そう言いながら
自らは帽子も被らず
無防備に
太陽の下に出ていく優人
それも・・・・あの日と同じ
『足元・・・気をつけてな?』
足元の感覚が違ってくる
砂浜の足場を気にしながら
私の手を引いて
海岸を歩く優人
遊泳禁止区域だからなのか
あの日と同じ
誰もいない海岸
浜辺をしばらく歩くと
優人が…そっと
いつの間に用意していたのか
小さな花束を差し出した
それが…なんなのかは
私にはもちろんわかります
あの時の・・・赤ちゃんに
たむける花束
『ゆぅちゃん・・・このために』
『どうせなら・・・と思ってさ』
『っ・・・・ゆぅちゃん・・・っ』
私は堪えきれず
日傘も何も放り出して
優人の腰に
思いきり抱き付いていました
忘れずにいてくれたなんて・・・
『ありがとう・・・・っ』
『ふふ・・・ほらマリア
泣くなよ・・・~~日焼けするぜ?
ほら・・・泣くんじゃない』
『っ・・・・』
優人が私を促して
一緒に波打ち際に立ち
花束を…そっと海に流して
手を合わせました。
『ふふ・・・久しぶりだな?
ごめんな?
だいぶ・・・だいぶ遠回りしたけどさ
やっと約束・・・果たせそうだぜ』
目を閉じる私の隣から
聞こえてきた優人の
少し小さな声
『ぇ・・・』
思わず目を開けて
隣の優人に向き直る
『ん・・・~~〃一人言〃
よしマリア・・・少し歩こうか』
優人はそれ以上なにも言わず、言わせず
さっと立ち上がりました。
『ゆぅちゃん・・・ありがとう』
『降りるぞ♪
あ、マリア・・・日焼けすると
イテェぞ?日傘とかちゃんと・・・』
『う・・・うん』
そう言いながら
自らは帽子も被らず
無防備に
太陽の下に出ていく優人
それも・・・・あの日と同じ
『足元・・・気をつけてな?』
足元の感覚が違ってくる
砂浜の足場を気にしながら
私の手を引いて
海岸を歩く優人
遊泳禁止区域だからなのか
あの日と同じ
誰もいない海岸
浜辺をしばらく歩くと
優人が…そっと
いつの間に用意していたのか
小さな花束を差し出した
それが…なんなのかは
私にはもちろんわかります
あの時の・・・赤ちゃんに
たむける花束
『ゆぅちゃん・・・このために』
『どうせなら・・・と思ってさ』
『っ・・・・ゆぅちゃん・・・っ』
私は堪えきれず
日傘も何も放り出して
優人の腰に
思いきり抱き付いていました
忘れずにいてくれたなんて・・・
『ありがとう・・・・っ』
『ふふ・・・ほらマリア
泣くなよ・・・~~日焼けするぜ?
ほら・・・泣くんじゃない』
『っ・・・・』
優人が私を促して
一緒に波打ち際に立ち
花束を…そっと海に流して
手を合わせました。
『ふふ・・・久しぶりだな?
ごめんな?
だいぶ・・・だいぶ遠回りしたけどさ
やっと約束・・・果たせそうだぜ』
目を閉じる私の隣から
聞こえてきた優人の
少し小さな声
『ぇ・・・』
思わず目を開けて
隣の優人に向き直る
『ん・・・~~〃一人言〃
よしマリア・・・少し歩こうか』
優人はそれ以上なにも言わず、言わせず
さっと立ち上がりました。
『ゆぅちゃん・・・ありがとう』
