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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第5章 はじめての・・・ケンカ


『っ・・・ばか・・・・っ』







ベットに投げ出された私は

天井を見上げて

ドバっと溢れる涙を拭いました。







バカ・・・だなんて


優人に悪態をつき続けて







バカは・・・私です。






挙げ句には

顔もみたくない・・・だなんて

心にもない事を







逆に優人が

家を飛び出してしまいました





散々な悪態をついた私を

追い付けないように

家の一番奥に押し込めてから・・・






〃頭を冷やせ!〃




お門違いなようで

その状況の私に対しては

なんとも正論な優人の言葉





その言葉に従って…じゃないけれど

ベットに突っ伏して涙を拭い

私は一人になった家で

ボーっと・・・冷静になります








事の発端は・・・ともかく





優人は・・・いつだって

行動や…言動

それらが、本当に

その人らしくて…変わらない






あれだけ言い合いをして

私があれだけ悪態をついても

優人は私を

家から出さなかった





あんな…ドン引きするような

大興奮した私が、ヨロヨロと

あのまま外にでも飛び出して

事故にでも遭ったら・・・




だとか…咄嗟の



そんな優人の深層心理や

優人の人となりでしょうか





あとは・・・過去の

様々な記憶ゆえにだったり

優人の人柄だったりで・・・

優人は私を

外に追い出したりしない






絶対に・・・しない







考えれば・・・





ううん





考えなくったって



そんな優人のこと



私は…わかっていたはずなのに






もしくは・・・当たり前に

それがわかっていたからこそ出た




私の…優人に対する

甘えだったのかな






どちらにしても


私は・・・バカです

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