テキストサイズ

碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第6章 優人の心・・・

のちに私の夫となる和樹との出逢い。



『ぁ・・・加賀美まりあです』




「あ♪まりあチャン~~?
コイツ、めちゃくちゃアタマいいよ?(笑)

カタブツで(笑)
つまんないかもしんないけどさ♪~~」




先程の男の子が
私と彼の間に割り入って
和樹を茶化していた




『ぇ・・・』




『おい・・・・!~~うるさいんだよ

お前は、一々

・・・ごめん、気にしないで?』





『・・・』





合コンの相手は
私の友人はどこに、そのツテがあったのか

私でも知っている有名な大学の
大学生たちでした



その中で、一際…目立ったというか
一番・・・・さわやかな印象だった彼



秀才さを思わせるような
落ち着いた雰囲気と


どこか


大人びて都会的な雰囲気




まぁ、それは

田舎から上京して間もない私にとっては
都会育ちの彼らは

〃素敵な都会の大学生〃にしか
見えなかったのかもしれませんが。









『へぇ・・・デザインの学校か
将来はデザイナーさん?(笑)

専門の子達、2年でつめつめだから
勉強大変でしょ?』




『ぅ…うん、でも勉強楽しいよ

将来・・・・~~うん
美術系のお仕事できたらって思うけど

大学の方が…勉強も難しくて
大変なんじゃないの?』





『そうでもないよ(笑)

ノンキなもんさ・・・』







自然と・・・打ち解けて

楽しく話していた記憶があります






同学年の彼

大学一年の和樹が…19歳

まだ誕生日を迎えていなかった私が18歳







〃『早く、まりあに会いたい』〃





和樹は…初めに与える

秀才…とか

取っ付きにくそう…ですとか

そんな印象とは異なって




とても素直で…積極的な人でした





今のように通信アプリなんてない当時

律儀に?ケータイの番号と
メールアドレスを交換して

学業の傍ら連絡を取り合ったり

少し電話代を気にしながらも
ついつい長電話してしまったり




そんな・・・・楽しい・・・日々でした

ストーリーメニュー

TOPTOPへ