無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ペットショップを何件もまわっても

不満げ、不安げで

表情の雲っていたマリアは

この日の帰りの車の中では

満面の笑みでニコニコだった






『うさぎちゃん爪が弱いから

爪切りとかの手入れは

なるべくマメにしないと

ケガしちゃうんだって』





『お・・・おぅ』





『切らないと、血管が一緒に伸びて

爪が切れなくなって危ないから～・・・』





マリアはニコニコしながら

教わった事を俺に話し始めた






『ねぇ、ゆぅちゃん？

ここ来るのって大変？？』






『？・・・いや

車なら、たいして・・・』






『じゃあ、ここがいい・・・！』






『は・・・？』







『爪切りとか、相談

病院も・・・ここにする！』







『マジで言ってんのかよマリア？！』






無愛想なオネーチャンの

何が良いんだ？！






『・・・ふふふ♪ゆぅちゃん

すぐ人を見た目で決めつけるんだからぁ』







『い・・・？(汗)』






『露骨に機嫌悪くなって

お店プラプラしてたでしょぉ？(笑)』







『ゃ・・・別に、俺は・・・(汗)

～～わ、若けぇ女の子なら

もうちょっとくらい

ニコニコしてりゃ

可愛げもあるってのにって

思った・・・だけで』






『・・・ほぉら(笑)』






『・・・ぅ(汗)』