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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第7章 あたらしい・・・〃家族〃

『ぉ・・・おいおい・・・マリア・・・』







『ど・・・どど・・・どうしよう』











マリアはアモを遊ばせていて

ついつい居眠りしちまったみたいなんだ





別に、その事自体を

もちろん俺は

なんも責める気なんかなかったんだ








だけどな

そうじゃなくてさ










『マリア・・・~~』










『アモちゃんっ・・・?!』







マリアは飛び起きて

部屋の有り様を見るなり

血相変えて駆け出した









『アモちゃん!!

アモ・・・っ?!・・・どこ!?』









マリアは部屋中を駆け回って

ようやく

すみっこの棚の中に

隠れていたアモを見つけた








『アモちゃん~~・・・っ』








マリアがアモを

そっと抱き上げて










『アモちゃんっ・・・

なんて事してるの!もぉっ・・・

変なもの飲み込んでない?!

オナカみせて・・・』







マリアは泣きそうになりながら

アモの無事を確かめていた








それはマリアの

と言うか、飼い主の

ごく当たり前の行動かもしれないが










『ハァ・・・~~よかったぁ・・・』









『・・・』






アモの背中を撫でながら

ホッとため息をついた




マリアのその一言に






何故だか俺は・・・


ピクリと反応しちまってさ














『ちっとも・・・

良くねぇだろぉが・・・マリア』

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