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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第7章 あたらしい・・・〃家族〃

結局、大喧嘩(?)になって




マリアはマリアで

バツが悪いのか

謝りつつも、ついに





『なによっ・・・元はと言えば

自分がアモちゃん連れてきたのにっ』









優しいマリアは

俺に一度も言わなかった


この一件に関しての

最大の俺の弱点のような一言を

投げつけて





そっぽ向いてしまった












・・・まったくなぁ





なんでこうなるんだよなぁ?







はは・・・ははははは














また、つまらないケンカをして





俺たちは、お互いに

一晩中どこかプンスカしてたんだけどさ









翌日




俺が帰宅する頃には














『ゆぅちゃん、おかえりなさい』









マリアは、どこかすまなそうに





だけど






何故だか得意気に







俺を出迎えたんだ。














『ただいま・・・~~マリア

あのさ・・・その

昨日は・・・ごめん』










帰ったらマリアに謝って

一緒に電気屋でも行って

テレビや家電のケーブル直して・・・





なんて思ってた俺は


ちょっと驚いたんだよ












『マリア・・・これ』













『電気屋さんに、切れたコードを

持っていって見てもらったから

合ってると思うんだ・・・けど』









マリアはアモが破壊しまくった

家電のケーブルを

全部直し終えていた










『それから・・・充電器

これで良いかな・・・?

一応、同型のもの・・・』








『・・・』









マリアの・・・すまなそうな

照れくさそうな

上目遣い










俺・・・ちっとも免疫ないんだぜ

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