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俺は・・・さりげに

マリアと出逢った日の事を

思い出していた








友人の結婚式の帰り






祝福を受けて

幸せいっぱいの花嫁を見たあとに






寒さに凍えて夜道をさまよう

マリアをみつけた夜の事






俺とマリアが

初めて逢った日のこと・・・。








そりゃマリアも




一度は




本当に幸せだって思って過ごした






そんな時期もあったはず





だけど






何年も泣かされて

苦しんできた








やっと自由になって




そして




奇跡のように





再び、この俺の前に


現れてくれたマリア・・・。







そんなマリアを








マリアを・・・本当に





本当に幸せにしたい










マリアの人生に

今度こそ

花を添える







そんな気持ちが


俺の中に






日増しに強く

沸き起こるんだ・・・。