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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第2章 薄紅色の奇跡・・・

理屈も何もかも

なんとも

説明の出来ない現象を






人は時に〃奇跡〃と呼ぶのでしょうか







私にとって・・・




いいえ・・・〃私たち〃にとっては




この瞬間こそが




まさにそれだったと思えるのです









もしも私の選んだ病院が
この地でなければ



もしも決断の時期が違えば




もしも優人がこの地へ
戻っていなければ




優人がこの日に
部屋を探しに出ていなければ





私が指輪をなくさなければ






ほんの1日違えば






ほんの一瞬・・・タイミングが違えば








そんな・・・小さな偶然の重なった


大きな奇跡があったのです








私は思いました



人の人生は



そこには





そこにある可能性と言うものは


自らが思うよりも〃未知数〃なのだと

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