
碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~
第3章 青空と共に・・・流れる雲
『ふふ・・・・・・マリア』
『~~・・・』
部屋を出ようとした優人は
振り向いて・・・
ドサ・・・
気付くと私は
ベットの上で天井を見上げていました
『夢かホントか・・・?
そんくらい・・・わかれよ(笑)』
『んっ・・・』
私に覆い被さり
手を握っては・・・キスをして
笑いながらそう言う優人は
少し…ふざけてるのか
自らも…それを確かめるかのように
笑って自分の頬をつねっていました
彼自身も・・・少し
目に涙を浮かべながら
『ゆぅちゃん・・・っ』
『~~ギャグでも夢でもねぇだろ?』
体をぴったりとくっつけて抱き合い
目から入る彼の姿
耳から入る彼の声
手から…唇から伝わる
彼のぬくもり
そのすべてが…幻でないことを
確かめていました
夢では・・・ありませんでした
