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スーパーでの買い物を終えて、現在22:45。


一人暮らしの女子からしたら、少し遅い時間かもしれない。


だけど、そんなことあたしは全然気にしない。


『あたしを襲う奴なんて、そんな物好きなかなかいないしなー…』


独り言を呟きながら、アパートの階段を上る。


自分の部屋の前に着き、鍵を開けようとした、その時だった。


「なあ、あんたが佐倉 葵？」


突然話しかけられ右を見ると、金髪のイケメン男子がこっちを見ている。


少し長めの髪に、スッとした目。

ポケットに両手を入れていて、いかにも不良って感じだ。


『そうだけど…何？』


普通の女子だったらカッコイイ…ってなるかもしれないけど…。



残念ながら、何の感情も湧いてこない。